東京五輪の聖火リレーは28日、滋賀県の2日目を迎えた。スキーモーグルのフリースタイルで五輪3大会(2006年トリノ20位、10年バンクーバー12位、14年ソチ予選棄権)出場の伊藤みきさん(33)が故郷日野町の第1走者として走った。

「おおきに、ありがとう」と、沿道に手を振り続けた。トーチキス後は、左足を地面につけて、浮かした右足をピンと張って両手を伸ばし、モーグルのエアポーズを決めた。トリノ五輪は日野町から出発した。「メダルを持って帰るという恩返しはできなかったですが、聖火を地元のみなさんに見てもらい、いい機会をいただきました」と笑顔をみせた。

 

◆28日の聖火リレー 公道走行の滋賀県は最終日は甲賀市からスタートして長浜市まで10市町を巡った。甲良町では元G1騎手の常石勝義さん(43)が聖火を掲げた。

29日は福井県に入る。高浜町から小浜市、敦賀市を経由してメガネ生産地として知られる鯖江市までの9区間を巡る。高浜町では元男子バレーボール日本代表で92年バルセロナ、08年北京五輪に出場した荻野正二(51)さん、鯖江市では元モーニング娘。の歌手で女優高橋愛(34)が走る。