18年平昌オリンピック(五輪)銅メダルのロコ・ソラーレが北海道銀行を8-6で下し、2連敗スタートからの劇的な3連勝で代表の座をつかんだ。ロコ・ソラーレは来年の北京五輪出場切符が懸かる世界最終予選(今年12月、オランダ)に日本代表として臨む。北海道銀行は北京五輪出場の可能性がなくなった。

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北海道銀行のスキップ吉村紗也香の心が震えた。ロコ・ソラーレを運営する本橋麻里代表から、試合後にハグされ、「ライバルチームがいなかったらここまで強くなれなかった」と言葉をかけられ、涙を拭った。悔しさの中に、胸を張れた。

「チームのメンバーを信じながら最後まで投げられた」。5試合を通じて、ピンチを幾度も巧みなショットでしのいだ。初の五輪の夢は消えたが、「最後まで楽しくできました」と戦い抜いた。