フィギュアスケート女子の松田悠良(23)が4日、現役引退を表明した。

自身のインスタグラムを更新。「競技生活を引退する決断を致しました。本格的にシーズンが始まる前にこのような決断をすることとても迷いました。大学2年生で手術をしてからは、なかなか思うようにいかず、いつからか限界を感じるようになっていました。ただ、ここまで、16年間好きなことを頑張り続けられたこと、限界だと思うまでやり遂げられたこと、本当に幸せなことだと思っています」(原文まま)などとつづった。

16年NHK杯7位など、グランプリ(GP)シリーズ出場経験がある。20年12月の全日本選手権(長野)ではショートプログラム(SP)で44・69点。28位となり、上位24人のフリーに進むことができず、「若い世代の子は(高難度の)ジャンプを跳んでくる。そこで一緒に戦うのは厳しいものがある。スケートは好きだけれど、現実的には『引退した方がいいのかな?』というのはあります」と悩みも明かしていた。

今季は8月のげんさんサマーカップに出場して9位の成績を残していたが、ブロック大会へのエントリーはなかった。

「これからもフィギュアスケートには携わっていきたいと思ってます。頑張る道は変わりますが、今までの経験を大切にコツコツと頑張っていけたらと思ってます」と今後についても触れた。