ショートプログラム(SP)2位の三原舞依(22=シスメックス)が、自身約2年半ぶりとなる海外での大会で逆転優勝を飾った。

フリートップの135・75点を記録し、合計203・58点とした。冒頭のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプで1・67点の加点を導き、スピン3つとステップは全て最高のレベル4。演技後半の3回転ループが2回転になるなど、ミスもあったが、22年北京五輪のテスト大会で結果を残した。

17年4大陸選手権優勝の実力者だが、19~20年シーズンは体調不良で全試合欠場。昨季の復帰後は新型コロナウイルスの影響もあり、国内での試合が続いていた。次の照準はグランプリ(GP)シリーズ第3戦のイタリア大会(11月5~7日、トリノ)。目標の22年北京五輪出場へ、レベルアップを図る。