2大会連続五輪を目指すSP4位の坂本花織(21=シスメックス)は、フリー144・77点、合計215・93点で4位で順位を上げることは出来なかった。

18年平昌五輪4位入賞で同8位の宮原知子(23=木下グループ)はフリー134・15点、合計200・51点で7位、同12位の横井ゆは菜(21=中京大)はフリー119・30点、合計174・07点で11位だった。


順位選手SPフリー合計
アレクサンドラ・トルソワ77.69154.68232.37
ダリア・ウサチョワ76.71140.60217.31
ユ・ヨン70.73146.24216.97
坂本花織71.16144.77215.93
クセニア・シニツィナ71.51134.25205.76
アンバー・グレン67.57133.45201.02
宮原知子66.36134.15200.51
キム・イェリム70.56128.78199.34
エカテリーナ・クラコワ61.36127.24188.60
10スター・アンドリュース61.94115.69177.63
11横井ゆは菜54.77119.30174.07
12オードリー・シン62.8297.96160.78

坂本花織

2A/3Lz/3F+2T/3S/FSSp/3F+3T/2A+3T+2T/StSq/CCoSp/ChSq/3Lo/FCCoSp

冒頭からの連続ジャンプを含めたジャンプを着氷。中盤での2つのコンビネーションジャンプも着氷した。後半はスピンなどレベル4を獲得、3回転ループを決めるなど大きなミスなく演技を終えた。演技後は笑顔を見せ、コーチとハグした。

女子フリー 演技する坂本花織(AP)
女子フリー 演技する坂本花織(AP)
女子フリー 演技する坂本花織(AP)
女子フリー 演技する坂本花織(AP)
女子フリー 演技する坂本花織(AP)
女子フリー 演技する坂本花織(AP)

宮原知子

3Lz+3T/2A/3Lo/ChSq/3S/FCSp/3F+2T+2Lo/3Lz/CCoSp/2A+3T/StSq/LSp

冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループは着氷したが回転不足に。その後の3回転サルコーや連続ジャンプを大きなミスなく着氷。スピンやシーケンスでもレベル4を獲得した。演技後はガッツポーズを見せた。

女子フリー 演技する宮原知子(AP)
女子フリー 演技する宮原知子(AP)
女子フリー 演技する宮原知子(AP)
女子フリー 演技する宮原知子(AP)
女子フリー 演技を終えた宮原知子(AP)
女子フリー 演技を終えた宮原知子(AP)

横井ゆは菜

2A/3F/3Lo/FSSp/FCCoSp/2A+3T/3Lz+2T/CCoSp/3Lz/3S+3T+2T/ChSq/StSq

冒頭のダブルアクセル、3回転フリップ、3回転ループを着氷すると場内から歓声が上がり拍手が送られる。ダブルアクセル-3回転トーループの連続ジャンプも決めた。3回転ルッツでは着氷後にバランスを崩すが、その後の3連続ジャンプは着氷した。演技後は満面の笑みを見せた。

女子フリー 演技する横井ゆは菜(AP)
女子フリー 演技する横井ゆは菜(AP)
女子フリー 演技する横井ゆは菜(AP)
女子フリー 演技する横井ゆは菜(AP)

アレクサンドラ・トルソワ

冒頭は4回転ルッツを着氷。その後のジャンプは4回転を入れずに演技。3連続ジャンプの3回転フリップで明確ではない踏み切りをとられたが、他のジャンプやスピンで減点もなく演技を終えた。

<出場選手とSP得点>

グループ1

横井ゆは菜(中京大)54.77

エカテリーナ・クラコワ(ポーランド)61.36

スター・アンドリュース(アメリカ)61.94

オードリー・シン(アメリカ)62.82

宮原知子(木下グループ)66.36

アンバー・グレン(アメリカ)67.57

グループ2

キム・イェリム(韓国)70.56

ユ・ヨン(韓国)70.73

坂本花織(シスメックス)71.16

クセニア・シニツィナ(ロシア)71.51

ダリア・ウサチョワ(ロシア)76.71

アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)77.69


◆グランプリ(GP)シリーズ 欧州、北米、アジアを巡る6戦。勝ち残った6人、6組だけが、その先の大阪でのGPファイナルのリンクに立つことを許される。男子39人、女子45人、ペア26組、アイスダンス35組、20カ国から集うトップスケーターたちが出場2試合の成績で決まる日本行きの切符をかけ、熱き氷上バトルを繰り広げる。

◆フィギュアスケート北京五輪代表選考 シングルは男女ともに最大3枠を確保しており<1>全日本選手権(12月)優勝者が1人目<2>全日本2、3位、GPファイナル出場者上位2人、全日本終了時点の国際スケート連盟(ISU)シーズンベストスコア上位3人、の中から2人目<3>最後に(2)で漏れた中からISU世界ランキングなどを総合的に判断して3人目を決める。全日本出場は必須だが、過去に世界選手権3位以内など実績を持つ選手が、けが等でやむなく参加できなかった場合の救済措置もある。