QBトム・ブレイディ(44)が通算TDパスが史上初めて600を超え、バッカニアーズが4連勝で6勝目を挙げた。前半だけで4TDパスを決めて、すでに歴代1位の通算記録を602まで伸ばした。前半で35-3として勝負を決めて、ベアーズを38-3で一蹴する貫禄勝ちとなった。ベアーズは3勝4敗。

まずはRBフォーネットのTDランで先制すると、ブレイディはWRゴッドウィンに4ヤード、エバンスに9ヤードのTDパスを決める。第1Qで600の大台に乗せた。さらに第2Qにはエバンスに2ヤード、8ヤードとTDパスを成功する。今季4試合目の4TDパス以上とし、571で2位のブリーズをさらに引き離した。

今季はこれで早くも通算20TDパスをマークとなった。22年目のシーズンで20以上記録は19シーズン目となる。シーズン最多は作季の40。今季からレギュラーシーズン17試合に増え、まだ10試合ある。自己最多にどこまで迫り、更新できるか。

守備ではベアーズの新人QBフィールズに襲いかかり、4度のQBサックを浴びせ、2回ファンブルロストさせた。インターセプトも3本をマークし、最後までTDは許さなかった。ブレイディは「RBは素晴らしく、ラインは驚異的でした。ディフェンスは素晴らしかったです。レシーバーは良い仕事をした。素晴らしい勝利」と話した。

過去5勝1敗は4度あったが、6勝1敗としたのは球団初の好スタートだ。76年に創設されて1年目は14戦全敗、2年目も12連敗した。通算26連敗は4大メジャーでNBAキャバリーアズと並ぶ最多タイ。お荷物球団で始まったが、今やブレイディが率いて初の連覇を狙う。今のところ死角は見当たらない。