女子も「体操ニッポン」に-。体操女子で東京オリンピック(五輪)種目別床運動銅メダルの村上茉愛(25=日体ク)が8日、神奈川県内の日体大で引退会見に臨み、「やっぱり体操女子はもっと強くならないといけない。もっともっと常に決勝に残る選手、メダルを取り続ける体操女子になってほしい」と言葉に熱を込めた。
東京五輪のメダルは日本女子では、64年東京五輪の団体銅以来2個目のメダルで、個人種目では初だった。快挙を喜びながら、「前回から一度もメダルがなかった」事実も痛感した。「メダルを取った時の感覚をたくさんの人に味わってほしい」と引退後の指導者としての目標が定まった。
10月の世界選手権(北九州)では、種目別の床運動で金、平均台で銅と、有終の美を飾った。その大会では平均台で芦川も優勝するなど、強国への兆しはある。男子の強さから「体操ニッポン」と言われ、久しい。五輪のメダル数も男子は101個に対し、女子は2個。大きな差がある。その構図を変えたい。
すでに母校の日体大で指導に入った。「技術は独特な感覚があった。繊細な技術を教えたい」と見据える。「体操じゃなかったらここまで目標を持って生活してなかった。自分に夢を与えてくれた」。今度は後輩の夢を支える。【阿部健吾】


