3年ぶりの優勝を目指す壺井達也(18=神戸大)が81・05点で首位に立った。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)、3回転フリップ、ルッツ-トーループの連続3回転とジャンプを全て成功させ「観客ありの試合が1年ぶり。6分間(練習)からすごく緊張して『ミスをするんじゃないか』という不安の中でミスなく終われた。安心してうれしさが出ました」と小さくガッツポーズした。

愛知・中京大中京高から今春に神戸大国際人間科学部発達コミュニティ学科に進学。これまでも数多くの試合で使ってきた、慣れ親しんだリンクでの大舞台だった。21日のフリーで4回転サルコーを組み込むために、練習を積んできた。

「2018年に優勝した時の点数(合計222・79点)を超えるのが目標です。ショートプログラムでまずはいい点数をもらうことができた。去年の失敗の二の舞いにならないように、とにかくフリーも気を引き締めて頑張りたいと思います」

節目のジュニア最終年に日本一をつかむ。【松本航】