東京オリンピック(五輪)バレーボール男子日本代表の西田有志(21=ビーボ・ヴァレンティア)が、オフィシャルサポーターズクラブを開設した。西田のマネジメントを手がける株式会社FIELD OF DREAMSが1日に発表。「YUJI BASE」と名付け、会員向けのオンライン配信や限定グッズの販売などを企画。海外挑戦中の西田とファンが交流する場として利用する狙いだ。

男子では大学から実業団入りしてプレーする選手が多い中、西田は18年に三重・海星高からVリーグ1部のジェイテクトに入団。同年1月の堺戦で高校生選手としてVリーグ史上最年少の17歳でデビューし、続くJT戦ではスタメン出場でチーム最多26得点をたたき出した。同年秋にプロ契約に移行。19-20年シーズンにはジェイテクトを悲願のVリーグ初優勝に導き、日本人初の得点王(645点)に輝いた。

今夏の東京オリンピック(五輪)でも攻撃専門のオポジットとして欠かせない存在となり、エース石川祐希(25=ミラノ)と共に攻撃をけん引。29年ぶりの準々決勝進出に貢献した。五輪を終えると「冒険をしたい」とさらなる高みを目指し世界最高峰イタリア・セリエAのビーボ・ヴァレンティアに移籍した。

オフィシャルサポーターズクラブ開設に、西田は「バレーボール選手としての考え方や1人の人としての生き方などを皆さんと共有できる場所にしたいと思っています。コロナ禍の海外移籍などでファンの方と交流の場が少なくなっていたので、『YUJI BASE』を通じて楽しく交流ができればうれしく思います」とコメントした。