【カルガリー(カナダ・アルバータ州)11日(日本時間12日)=三須一紀】女子1000メートルで小平奈緒(35=相沢病院)が1分12秒51で優勝した。500メートルと合わせW杯通算34勝となり、日本歴代最多の清水宏保に並んだ。500メートルも36秒76の今季最高記録を出し、2位に入った。女子団体追い抜きは高木美帆(27=日体大職)、高木菜那(29=日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(24=ANA)の日本が2分52秒89で2位だった。

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平昌五輪金メダルの女子団体追い抜きは、先週のソルトレークシティーW杯で転倒した課題を生かし、高木菜の先頭周回を半周減らしたが優勝を逃した。最終周まで世界記録ペースと攻めたソルトレークシティーでは冒頭2周を妹高木美が、ラスト4周を姉高木菜が担当したが「足が持たなかった」(高木菜)と転倒してしまう。この日のレースについて高木美は「私が先頭の最後の半周でスピードを落としすぎたまま、姉に渡してしまったので、そこが反省点」と分析した。