ラグビー・静岡ブルーレヴズは17日、磐田市の見付天神矢奈比売(やなひめ)神社で来月開幕の新リーグ「リーグワン」での必勝を祈願した。山谷拓志社長(51)や選手、スタッフらが参加。堀川隆延監督(48)は「日本一になる挑戦をするんだという気持ちで祈った」と話した。新リーグと新チーム名の元年に優勝する決意を示した。

その後、チーム練習を報道陣に公開。五郎丸歩CRO(35)の母校・早大と実戦練習をした。今月12日までの宮崎合宿で見えた課題を改善。新たに取り組んでいる、縦に前進する攻撃を披露した。来月9日の開幕戦(対トヨタヴェルブリッツ)に向けて、最後の仕上げに入る。指揮官は「開幕戦で勝つことがすべて」と力を込めた。

この日は、身体能力を向上させるトレーニング機器(サイバーダイン社製)を導入することも発表した。体験したSH矢富勇毅(36)は「器具を外してジャンプしたら、距離が前方に40~50センチ伸びた」と、効果に驚いていた。

チームで唯一合流できていない南アフリカ代表NO8クワッガ・スミス(28)は、来月初旬に来日予定。隔離期間後に合流する見通しだ。【倉橋徹也】