福島東稜は和歌山南陵の留学生の欠場で想定が崩れた。第1Q、一時13-7とリードするも追いつかれ、17-17。第2Qも両軍1歩も譲らず、35-35で前半を折り返した。

小田島誠監督(64)は「(留学生を)想定していただけに、選手たちの気が緩んでしまった」と分析。試合中には「常に良いプレーを心掛けてやらなきゃいけない」と選手を鼓舞した。

監督の鼓舞が効いた。第3Q、高橋楽(3年)の3Pから5連続得点で46-35と突き放し、そこから試合終了まで相手にリードを許さなかった。39分40秒とほぼ40分、ミドルレンジやゴール下でチャンスを演出した福島蓮(3年)は「今日よりももっとハードにディフェンスをして、ゴール下で強く攻めていきたいです」と意気込んだ。大会第1日に敗退した同校女子の分までつかんだ1勝。今日も勝利し、目標の4強へ突き進む。

◆テレビ放送 男子決勝は12月29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は12月28日正午からBS朝日でともに生放送。