来月4日に開幕する北京オリンピック(五輪)の日本選手団主将にスピードスケートの高木美帆(27=日体大職)、旗手に同競技の郷亜里砂(34=イヨテツク)とノルディック複合の渡部暁斗(33=北野建設)が選出された。日本オリンピック委員会(JOC)の理事会が20日、起用を承認した。

高木美は「大役をいただき、とても光栄。自分ができることに目を向け、どんな困難にぶつかっても強くいられるように取り組んでいきます」と意気込んだ。郷は「大役に今からとても緊張しますが、責任を持って務めます」と語った。

高木美は18年平昌五輪の女子団体追い抜きで金メダル、1500メートルで銀メダル、1000メートルで銅メダルを獲得。北京五輪では自身初となる500メートルの出場権を持ち、計5種目に出場予定だ。平昌で500メートルに出場した郷は五輪後に1度競技を離れたが復帰し、2度目の五輪に挑む。渡部暁は14年ソチ、18年平昌五輪の2大会連続で個人ノーマルヒルにおいて銀メダルを獲得している。

今大会の日本選手団は260人で編成され、海外開催の冬季五輪では平昌五輪の267人に次いで2番目の多さとなった。