中国共産党最高指導部のメンバーだった張高麗元副首相から性的関係を強要されたとSNSに投稿した中国の女子テニス選手、彭帥(36)が仏レキップ紙のインタビューに登場。投稿が「歪められ」「大きな誤解を招いている」と強調した。

彭帥のインタビューは質問を事前に提出させられ、北京五輪組織委員会の人間の通訳のもと「彭帥の言葉通りに記事にする」という約束で行われたという。

「欧州ではあなたが誰かを性的暴行で訴えたということになっている。本当はどういう意味で投稿したのか?」という質問を受けた彭帥は「性的暴行? 誰かが私に性的暴行を加えたと言ったことはない。この(SNSの)投稿は外の世界から大きな誤解を招いた。私の願いはこれ以上、投稿の意味が歪められないことです」などと話している。

また彭帥はSNSの投稿の後、公の場に姿を見せなくなったことについて「姿を消してはいない」と話し、多くの人々から連絡が来たため、返事ができなかったと釈明。親しい友人やWTA(女子テニス協会)とはコンタクトを取っていたと説明した。