フィギュアスケート女子で平昌五輪4位入賞の宮原知子(木下グループ)が1日、オンラインで現役引退会見を行った。

2日から大阪公演が始まるアイスショー「スターズオンアイス」のリハーサル日に取材に応じ、今季試合で挑んだトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を振り返った。

「いま考えると無謀なチャレンジだったなというのはちょっとあるんですけど、練習では惜しいところまでいっていました。どれだけできるか分からないけど、チャレンジをするのも1つの経験として楽しいのではと。一度は自分ができないような技をプログラムに入れてみたいという夢というか、野望みたいなのがあったので、それが1回でもチャレンジできたのは自分の中で意味があったのかな」。

昨年10月のジャパンオープンで大技に挑んだ。転倒にはなったが、挑戦したことが大事だった。

「殻を破る大きなステップとして、足を踏み込むところまではいけたのかな。他のジャンプの自信、安定感も増えたと思ってる。決してマイナスなものではなかったと思ってます」と振り返った。

全日本選手権4連覇を誇る宮原は、24歳の誕生日を迎えた先月26日に、自身のブログで引退を発表していた。