北京オリンピック(五輪)のスピードスケート女子1000メートルで金メダルを獲得した高木美帆(27=日体大職)が5日、都内の日本記者クラブで会見し、現役続行を明言した。

3月のシーズン最終戦を終えた直後「しばらく休みたい」と話していたが、「スケートを続けるかを考えるべきだと思っていたが、スケートを滑るということに、前向きに思っている自分がいることに気がついた」と述べた。

一方で、26年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の出場については「正直よく分からない。もし自分がスケートをやりたくないと思う時が来るかもしれないし、そうでなくても、アスリート人生の体がいつまで持つか、いつどうなるかは分からない。20代前半に比べたらカウントダウンは確実に始まっている。ミラノに対して責任を持って発言できる状態ではない。五輪に対してのエネルギーはすぐに持てるものではない」と話した。【三須一紀】