1部2部入れ替え戦が行われ、V2で今季初優勝したヴォレアス北海道は、1部10位のVC長野に2-3で敗れ初のV1昇格はならなかった。フルセットまで持ち込んだが得点率で及ばなかった。今季限りで現役を引退する元日本代表の越川優(37)は「もう1つ足りなかった。勝てなかったので悔しいし、残念のひと言ですけど、チームとしてやってきたことをしっかりと出せたシーズンだった」と涙を流した。試合後には1099人の観衆が見守る前で、チームメートらに胴上げされ宙を舞った。

目標だった1部昇格を置き土産にはできなかった。それでも全力は尽くした。この日第3セットでサービズエースを奪うなど、代名詞のサーブでの2得点を含む計14得点。「上に向かってチャレンジする、前に進んでいるチームでやれたことは自分にとってもプラスになった。いい経験をさせてもらった」。試合後の会見ではしっかりと前を見つめ言葉を発した。

エド・クライン監督(40)は「結果は残念だが、チームの取り組みに対しては満足している。確実に成長した。最後に一番いいバレーボールができた」と選手をたたえた。来季へ向け「またリスタートしたいと思っている」と監督続行にも意欲を示した。越川は「ヴォレアスに来て本当によかった。最後がこのチームでよかった」とうなずいた。越川の思いも胸に次こそはV1昇格。この悔しさを忘れず、来季はさらに強くなったヴォレアス北海道を披露する。【山崎純一】

■渡辺俊介、バレーボール界の活性願う

元日本代表のリベロ渡辺俊介(34)が越川とともにバレーボール界の活性化を願った。試合後の会見で報道陣から、リーグ優勝したチームが自動昇格できるという条件があったらどうかとの質問に「越川さんも言いましたが新陳代謝は絶対に必要だと思う。次は勝って文句を言います」と冗談を飛ばしつつ、大きくうなずいた。