畠田瞳が涙…。

体操の全日本個人総合選手権(東京体育館)は21日に開幕する。

20日に事前会見が行われ、今大会で引退する東京オリンピック(五輪)代表の畠田瞳(21=セントラルスポーツ)が涙を見せた。今大会は床運動だけの出場で、「1分半の中で、自分が経験してきたことを最大限生かしたい」と話した。

昨年10月の世界選手権の段違い平行棒で落下。首などを痛めたが、2月末ぐらいまでは「復帰して、パリ五輪までという気持ちでやっていた」。

しかし、「急にしんどくなって」と言うと、涙があふれた。「練習中も、痛みがないのに勝手に涙が出てきた」。

コロナ禍もあり、「心が折れたというか…」と、引退を決断した。

2月末に、母友紀子さんに引退することを告げた。今大会で、ともに引退する同五輪代表の寺本明日香も「今回は楽しんでほしい。悔いがないように」と励ましていた。