フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。フリー走行から他を圧倒していたルクレールは予選でもトップタイムを次々と更新。Q3でも最初のアタックでトップに立ち、最後のアタックも第1セクターで最速を更新していたが、その後方でセルジオ・ペレス(レッドブル)がクラッシュを喫し、直後を走行していたカルロス・サインツ(フェラーリ)が避けきれずそこに衝突する事故が発生。これで予選は赤旗終了となり、ルクレールのポールポジション獲得が決まった。

「モナコでのポールポジション獲得は本当に特別だ。この上なく幸せな気分だよ。今週末はここまでとてもスムーズに進んでいる。最後は赤旗になってしまったけど、あのアタックも限界ギリギリを攻めたすごく良いラップだったんだ。明日は雨の予報もあるけど、今年の僕らはウエットタイヤを適正温度領域で使えているしイモラ(エミリアロマーニャGP)でもウエットで速かったから心配はしていないよ」

アルファタウリの角田裕毅はQ2に進出し11位。ただしQ1でガードレールに接触して赤旗を出し、その影響でフリー走行3回目で5位につける好調ぶりを見せていた僚友ピエール・ガスリーがQ1敗退となり「Q3に行ける速さはありましたし、ピエールは僕のせいでああなってしまったので、本当にチームに申し訳ない」と肩を落とした。(米家峰起通信員)