初出場の花車優(22=キッコーマン)と、東京オリンピック(五輪)7位の武良竜也(25=ミキハウス)がともに決勝に進んだ。

いずれも準決勝1組に登場。前半4番手で折り返した花車は、3番手に順位を上げて最終ターン。最後まで力強く伸び、2分08秒75で堂々1着、全体3位に入った。

前半5番手にいた武良も最後まで懸命に伸び、同組4着でゴール。全体8位で決勝に滑り込んだ。

花車は「落ち着いてレースができたと思う。ここで8秒台を出せたのは良かった」と手応えを感じている様子。

日本のお家芸ともいわれるこの種目。直近2大会では17年に小関也朱篤が銀メダル、17、19年に渡辺一平が銅メダルを獲得。花車は「自分も取りたいし、取ってやるという気持ちある。挑戦者という気持ちを忘れず、レースをしたい」と力を込めた。