B組の日本(世界ランキング38位)が、台湾(同69位)に快勝した。日本は通算2勝4敗、台湾は5戦全敗となった。

昨夏の東京五輪3人制日本代表の富永啓生(21=ネブラスカ大)が、この日も躍動。得意の外角シュートに加え、ゴール下へと切れ込むドライブでも相手を翻弄(ほんろう)し、チーム最多17得点を挙げた。

「練習してきたとおりのバスケができた。チームメートが自分を生かしてくれたことが得点につながった」と感謝した。

代表デビュー戦となる河村勇輝(21=横浜ビー・コルセアーズ)も攻守で存在感を発揮。代表初得点はお預けとなるも、8アシスト、5スチールをマークするなど存在感を示した。「日本代表のポイントガードになることをこれまで目標に掲げてきた。コートに立った瞬間はうれしかったが、すぐに自分がやるべきことにフォーカスして入った」とうなずいた。

日本は1日、東京オリンピック(五輪)銅メダルのオーストラリア(同3位)に52-98で大敗を喫していた。

来年に本戦が行われるW杯は日本、フィリピン、インドネシアの3カ国共催で、日本は開催国枠での出場が決まっている。選手にとって予選試合は、トム・ホーバス監督へのアピールの場となる。

ホーバス監督は、「今日はリバウンドからいい攻撃につなげることができた。若い選手たちもみんな集中していた」と話した。

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