水泳の世界選手権(ブダペスト)女子シンクロ板飛び込みで銀メダルの金戸凜(18=セントラルスポーツ)三上紗也可(21=日体大)組が帰国し、喜びを語った。

複数のテレビカメラや多くの記者を前に三上は、「こうしてたくさんの記者に囲まれるのは初めて。すごいことをやったと実感した」。金戸も「大会最終日にメダルを取ったあと、すぐに移動で実感がなかった。でも帰ってきて、注目していただいていたんだと感じた」と話した。

昨年11月にコンビを結成したばかりのペア。さらなる成長が期待される中で、金戸は「最高ラインのレベルを上げることもそうだが、最低ラインのレベルを上げていきたい」。まずはパフォーマンスを安定させることで、実力の底上げを図る構えだ。三上は「今回の結果はスタート地点。これを機にもっと飛躍し、次はもっと高いところを目指す」と意気込んだ。

ペアの愛称について聞かれると、まずは2人で小声で相談。確認を終えた後、日本水連の安田ヘッドコーチとのラインに「さやりんペア」と書いてあったことを笑顔で明かした。