藤枝明誠高(高校1位)が浜松学院大(社会人1位)に80-60で快勝し、初優勝した。優勝チームは、来月17~18日に行われる全日本総合選手権1次ラウンドに進出。各準優勝を含めた計4チームは、11月26~27日の東海総合チャンピオンシップ(静岡市)に出場する。

    ◇    ◇    ◇

藤枝明誠高が大学生を退けた。第1クオーター(Q)前半で最大7点のリードを許したが、残り5分から反撃。第2Qでは堅守を見せて6失点に抑え、前半を14点リードで終えた。3点シュートは前半だけで7本。外からの攻撃力を見せつけた。後半も着実に加点し、第4Qでは最大25点差。初優勝を圧勝で飾った。

4強入りした全国高校総体の後、金本鷹(よう)監督(32)が就任。前任の日下部二郎氏(65)は総監督に回った。新体制で臨んだ今月のU-18東海ブロック大会では、強豪を相手に5勝1敗。初代王者になった。今月中旬に長野県で合宿を行い、体力を上げた。

金本監督は「選手らに粘りが出て、成果を発揮できた」と胸を張った。ゲーム主将でガードの谷俊太朗(3年)は「大学生や社会人を相手に優勝できて、いい経験になった。今後、もっと前からプレッシャーをかけて、速攻を仕かけたい」と課題を掲げた。【倉橋徹也】