気持ちの強さで、09年以来の甲子園ボウル出場を狙う。関西学生アメフトで5戦全勝の関大が8日、大阪・吹田市内のグラウンドで練習を公開した。13日に関学大と対決。同じく5戦無敗の強敵との激突を前に主将のRB柳井竜太朗(4年=関大第一)は断言した。

「今年の強みは勢いと勝つという気持ちです」。勝てば優勝が確実になり、残り2戦2勝なら単独Vだ。関学大を「何があっても結局、勝つチーム」と脅威に感じているが、日本一への思いの強さでは負けない。

目標達成のため、柳井は「意識改革」を進めた。部員に「どのチームが勝つの?」とミーティングでも練習中も、口酸っぱく問いかけ続けてきた。すると、部員の口から「甲子園ボウルで勝つのは関大」と聞くまでになった。技術や体だけでない心の強さを備えた。

磯和監督も「気持ちの強さを前面に出して、残り1週間でできる限りの準備を行う」と表明。「関学大は強いけど、やりようによってはチャンスがある。相手は王者で小細工で勝てるような相手ではない。真っ正面からぶつかっていきたい」と気を引き締めた。【竹本穂乃加】