今季初昇格した男子のコンサドーレが、1部残留を決めた。今季唯一の地元開催で東海興業に3-0で快勝。2勝2敗となり、1試合を残してJブロック5位以上が確定した。会場にはサッカーのコンサドーレ札幌サポーターも多数駆けつけ、後押し。吉田仁監督(42)は「試合前から会場の空気をファンがつくってくれた。感謝です」と話した。

ルーキーが躍動した。シングルスで壮瞥町出身の斉藤大樹(23)が出場し、2-1で勝利した。今季加入の新人で、S/Jリーグ初出場。チーム内競争で勝ち取った地元でのデビュー戦は、第1ゲームは途中で右足の靴の裏底がはがれ、急きょチームメートから借りた靴に履き替えてプレーするアクシデントもあり先取されたが、第2、3ゲームを連続で制して逆転勝ちした。「気持ちがめちゃくちゃ入って負けられないと思った」。終わった瞬間、コートに倒れ込むほど喜びを爆発させていた。

6年連続J1残留を決めたサッカーチームに負けじと活躍を期す。斉藤は「自分たちもトップリーグで戦えるんだぞっていうのは、ホームの大一番で見せつけられたのかな」とうれしそうだった。【保坂果那】

◆S/Jリーグ 2016年発足のバドミントンの国内リーグ。今季は男女各12チームがSブロックとJブロックの2つに分かれ、各ブロック1回戦総当たりのリーグ戦5試合を実施(23年1月29日まで各地区)。各ブロック上位2チームがTOP4による順位決定戦(1月15~29日、埼玉)に進み、優勝が決定。各ブロック最下位が、S/Jリーグ2との入れ替え戦に回る可能性がある。