東京五輪男子同種目銀メダルの本多灯(21=日大)が、2年連続の大会記録更新となる1分53秒63で優勝した。

1分52秒台を狙っていた中で、「正直も悔しい部分も残る」とまず口にしつつも、「この時期に53秒で泳げたことは、自信にしていいとは思う」。調整が十分ではない中での記録を前向きに捉えた。

前年大会で自身が出した1分53秒87の記録を塗り替え、「成長しているという意味でうれしい」とも口にした。

24年パリ五輪での活躍を見据え、「それでにどこまで自分のレベルをあげていけるかが大事。1分51秒を絶対出すという強い気持ちを持っている。それを成し遂げられるように、いい1年にしたい」と誓った。