NBAでの八村塁の奮闘を伝えてきたあのリポーターが、国内新チームのフロントスタッフに転身した-。

バスケットボール男子B3の徳島ガンバロウズは24日、ザック生馬氏(48)のゼネラルマネジャー就任を発表した。

東京都生まれで米ペンシルベニア大出身の生馬氏は、リポーターやジャーナリストとして国内外のさまざまなスポーツ報道や実況に携わり、19年からは八村塁が所属したNBAウィザーズの公式特派員に就任。球団公式SNSを通じて密着リポートを届けてきた。

伝える側としての活動に区切りを付け、新チーム強化に全力を注ぐ。クラブを通じて「バスケットボールクラブのGMを務めるのは今回が初めてです。長年、スポーツジャーナリストとして鍛えたリサーチ力と日英でのコミュニケーション力は誰にも負けない自信があります」と意欲的にコメントした。

クラブは今年5月、秋開幕の新シーズンへの参戦が認められたばかり。GMとしての最初の仕事は初代監督を探すことだったと明かし、「幸い、デマーカス・ベリー氏という選手育成と戦術の達人に出会うことができました」。米国やオーストラリアなどで指導経験を積み、直近シーズンではB3横浜エクセレンスでコーチを務めた新指揮官を紹介した。

すでに数カ月前からGMとしての活動を行ってきた。約2週間前からは徳島で生活を送っている。スポーツ業界での幅広い知識と人脈を生かし、生まれたてのチームをB2へ、そしてさらなる大きなステージへと導いていく。【奥岡幹浩】