【アレン(米テキサス州)=阿部健吾】22年北京五輪代表の河辺愛菜(18=中京大)が粘りの演技を披露した。

ダブルアクセル(2回転半)を着氷させ、続く3回転ルッツはこらえながら着氷。演技後半のフリップにトーループをつけて連続3回転として62・80点。「すごい緊張してたので。ルッツがダブルになることが多かった中では最低限のミスに抑えられたかな」とうなずいた。

SP「Haunted」は昨季の「ビリー・アイリッシュ・メドレー」から継続するように持ち味の疾走感ある滑りを前面に打ち出しながら、樋口美穂子コーチからは「少し大人っぽい振りだったりを多く入れて成長したプログラム」と授けられた作品になる。アップテンポに独特な振りの難解さ、ジャッジの目の前で指さしでの決めポーズなどがちりばめられ、「うまく表現したい」と取り組んできた。

フリーは22日(同23日)に行われる。「あんまり順位のことはもう気にせずに、自分が出来る限りのフリーをして、少しでも上にいけたらいいなっていう気持ちで臨めたらいいな」と期した。

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