【重慶(中国)9日=松本航】フィギュアスケート女子で今季グランプリ(GP)シリーズデビューの吉田陽菜(18=木下アカデミー)が、勝負の2戦目に臨む。

10日にショートプログラム(SP)が行われるグランプリ(GP)シリーズ第4戦中国杯に向け、本番会場で公式練習に参加。SP曲をかけての通しでは転倒したトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を、残りの時間で着氷させた。GP初陣となった第1戦スケートアメリカは4位。表彰台も狙える位置にいる今大会に向けて「1つでも上の順位を狙いたい気持ちはあるんですが、自分自身との勝負だと思う。自分に勝てるように、強い気持ちで臨みたいです」と意気込んだ。

中国は初めて訪れた地という。

「ヨーロッパやアメリカに行くことが多いですけれど雰囲気とかも全然違うので、全てが新鮮。中国もすごく楽しいなと思います」

現在はホテルの食事にとどめているが「終わったら火鍋が食べたいです」と重慶名物も楽しみの1つとした。

SP、フリーで満足いく演技を見せて“ご褒美”につなげる。