今夏のパリ五輪(オリンピック)代表に、男女14階級の大トリで内定していた男子100キロ級のウルフ・アロン(28=パーク24)が銅メダルを獲得した。

準々決勝でブラジル選手に敗れ、敗者復活戦へ。セルビア選手に一本勝ちして進んだ3位決定戦で、ロシアの23年世界選手権王者アダミアン(AIN=個人の中立選手)が棄権したため不戦勝となった。

東京五輪で金メダル。その後は休養を経て国内外で勝てない期間が続いたが、背水の陣だった今年2月のGSパリで東京2021以来の優勝を果たし、五輪2大会連続出場を内定させていた。

その後、初の実戦。長く国際舞台で勝てていなかったため、世界ランキング17位以上が必要なパリ五輪の出場権獲得へ。ポイントが必要な中、最低限の表彰台をラッキーな形で守った。