ベルテックス静岡(西地区4位)がプレーオフ(PO)進出に向け、福岡(同2位)との負けられない戦いを81-63で制した。今季3度目の3連勝で奪った。

前半で激しく主導権を争い、シーソーゲームに耐え続けた。36-32で折り返すと後半で攻勢を強めた。第3クオーター(Q)中盤に48-34と14点リード。しかしB1経験もある相手に食い下がられ、最終Q序盤に2点差まで詰め寄られた。

ここで覚醒したのがCケニー・ローソン・ジュニア(35)だ。3点シュート1本を含む9得点。これにPG山田安斗夢(26)ら3人も3点ゴールで応えるなど最大21点リードと突き放して、ファクンド・ミュラー監督(50)は「始まりからいいプレーができ、守備も良かった」と胸を張った。

PO進出を懸けたワイルドカード(WC=2位以内)残り1枠争いは、神戸(同5位)も熊本(同3位)に勝って28勝31敗同士のまま。決着は21日の最終戦に持ち越された。神戸との直接対決は3勝3敗。得失点も6戦で計505得点503失点と「2得点」だけ“半歩”リードしている僅差。最終戦で今季の集大成を披露し、白星を奪ってPO切符を手中に収める。