プレーオフのチャンピオンシップ(CS)進出を目指すサンロッカーズ渋谷が、すでに中地区優勝を決めている三遠ネオフェニックスに競り勝った。

第1クオーター(Q)を終えて7点リードを許したが、第2Qに守備からリズムをつくり、連続得点で追い付いてハーフタイムへ。後半にリードを奪うと、粘る相手を振り切った。

ベンドラメ礼生がチーム最多タイの22得点と活躍。3点差に追い上げられた残り9秒には、勝利を大きく引き寄せる3点シュートを沈めた。会場を大きく沸かせ、「入って良かった」と笑顔を見せた。

今季は重要な場面でしっかり決めきるシーンが目立つ。ベンドラメは「今年のチームのスタイルとして、無理にシュートを打つのではなく、しっかりノーマークをつくりだし、打つべきタイミングで打てている。だから確率が高いと思う。無理なシュートではないから、みんなが確率良く決められている」と分析した。

レギュラーシーズン終了まで残り5試合。大詰めを迎え、ルカ・パビチェビッチ監督は「次のゲームを見ることだけが必要。5試合を見るのではなく、1つの試合にしっかり準備し、勝ちにいくことが大事になる」と説いた。