世界トップランクの注目選手が、日本に集結する。テニス男子ツアーの木下グループ・ジャパン・オープン(ATPツアー500)が24日、東京有明テニスの森公園で開幕する。
国内唯一のATPツアー公式戦には、全米オープンを制した世界ランキング1位のカルロス・アルカラス(22=スペイン)や同5位のテイラー・フリッツ(27=米国)らが参戦予定。「聖地」有明で、世界最高峰の戦いを繰り広げる。
世界のスーパースターが、待望の日本コートに立つ。世界ランキング1位のアルカラスが、木下グループ・ジャパン・オープンにトップシードとして初参戦。国内唯一のATPツアー公式戦へ、「初めて日本に行くことにワクワクしている。日本人はとても親切で、日本は安全なイメージだね」。日本ファンの前でのプレーを心待ちにした。
19歳だった22年に、史上最年少で世界1位の座に就いた。その後も躍進を続け、今年の全仏で連覇を達成。今月上旬まで行われた全米も3年ぶりに制し、22歳にしてグランドスラム6度目のタイトルを手にした。昨年の同時期はチャイナ・オープン(北京)で優勝。ただ、今年はタイトル防衛をスキップしてまで日本デビューにこだわった。「日本という美しい国、東京という街を見てみたいから。大会についての良い評判も聞いている」。心から熱望した一戦だ。
錦織の欠場で、直接対決は今年の全仏に続いて、またもお預けとなったが、プレーで楽しませる自信がある。「僕はトリックプレーなどいろいろな方法で点を取ることも得意だから、そこを見てほしいかな。日本のファンのエネルギーを感じながら良いプレーをしたい」。アルカラスが、聖地を熱狂の渦に包み込む。
アルカラスの最大の武器は、爆発的なフォアハンドだ。世界トップクラスのスピードに、絶大なスピン量とコントロールにたけた正確性を併せ持つ。ドロップショットやネットプレーなど状況に応じたショットも高次元で操り、相手に隙を与えない。一方で守備範囲も広く、フットワークと持久力も持ち味で、終盤にかけて強い。今年の全仏オープンの決勝シナー戦では、セットカウント0-2から3セット連取しての逆転勝ち。5時間30分に迫る死闘を制した。近年はメンタル面での成長も著しい。また、全仏、ウィンブルドン、全米でそれぞれ2度の優勝を誇り、どんなサーフェスでも戦略を最適化できる強さがある。世界的に見ても「速い」とされる有明のハードコートでも、適応力の高さを発揮しそうだ。
◆放送 テニス男子ツアーの木下グループ・ジャパン・オープンは、WOWOWとWOWOWオンデマンドで連日独占生中継。


