2番手からスタートした野尻智紀(36)が今季初勝利を挙げた。今季からスーパーフォーミュラ(以下SF)参戦のイゴール・オオムラ・フラガ(27)が自己最高位の2位でフィニッシュし、ルーキーオブザイヤーを獲得した。牧野任祐(28)が3位に入った。
ドライバーズランキングは、坪井翔(30)が112.5ポイントで依然トップ。96ポイントの岩佐歩夢(24)と太田格之進(26)がそれぞれ2、3位につけている。
決勝レースは、フォーメーションラップで小高一斗(26)がスロットルトラブルによりストップ。スタートディレイとなり、レースは1周減の26周で争われることになった。
仕切り直しのフォーメーションラップを経て、2番手の野尻が好スタートを決め、ポールポジション発進の岩佐を抜きトップに立つ。かわされた岩佐は、1周目の逆バンクで3番手につけていたフラガと接触。タイトル争いにおいて痛いリタイアを喫した。岩佐は無線で「…終わりました…」と力なくつぶやいた。
野尻はフラガの猛追を受けながらも、トップを守ってフィニッシュ。ウイニングラン中の無線で野尻は「部長(田口顕人エンジニア)、ようやく勝てたよぉ。俺のせいでもう部長勝たせてあげられないかと思ってた。本当に良かった」と、今季から野尻のトラックエンジニアを担当している田口顕人氏への思いを吐露した。
今季はここまで予選で速さを見せながらも、決勝では思うような結果を挙げられなかった野尻。レース後のインタビューでは「とにかく自分の今持てる速さを全て出し切った。実は今回チームに欠員が出て、エンジニアが1人足りなかった。そんな今のチーム状況で、僕としては走りで形にできたんで、非常にうれしい」と話し、昨年第3戦以来の優勝を喜んだ。


