フィギュアスケートの元世界選手権女王でソチ冬季五輪シーズンに復帰する安藤美姫は28日、不在となっているコーチについて「今1人に声を掛けて話している。100パーセント決まった上で発表する」と交渉中であることを明らかにした。当面は練習拠点を国内に置き、7月にフリーの振り付けで渡米する予定。

 安藤は昨年のグランプリ(GP)シリーズを欠場したため、日本スケート連盟からアイスショー出演を禁じられたと主張。「(復帰後の国際大会出場の機会も)まだつくってもらえず(目標を)言えない状態」と不快感を示した。さらに「(ことしの)GPに出る資格はあるみたいなので、出たいと正直思うが、日本連盟がどう判断するか」と話した。

 この日は新横浜スケートセンターで催されたアイスショーに出演し、得意な3回転サルコーの着氷で珍しく手を付いたが、久々にジャンプを披露。3月の世界選手権代表の羽生結弦や鈴木明子(邦和スポーツランド)村上佳菜子(中京大)も熱演した。浅田真央(中京大)高橋大輔(関大大学院)は出演しなかった。