日本相撲協会は11日、全力士を対象としたインフルエンザ予防接種と同時に、幕内力士の体脂肪率を測定した。

 この日、測定した力士で体脂肪率が1番高かったのは身長195センチ、体重188キロの魁聖(26=友綱)の38・9%。2位は38%で、180センチ、174キロの舛ノ山(23=千賀ノ浦)だった。だが、前日10日に測定した192センチ、193キロで、39%だった碧山(27=春日野)には、わずかに及ばなかった。数字を知った魁聖は「えっ、そうなの…」と残念そうな表情。それでも「筋肉量も幕内力士の平均より多いって言われた。もっと増やせないのかを聞いたら、頑張ればまだ増えるって。よし筋肉は増やして、体脂肪は減らそう」と気合。普段からコーラや甘い物を好むため、報道陣から「コーラ断ちできるの?」と問われると、「ん~無理だ。じゃあダメかな~」。笑顔で東京・両国国技館内の相撲診療所を後にした。ちなみに前日は24%の松鳳山(29=松ケ根)が1番低かったが、この日、横綱日馬富士(28=伊勢ケ浜)が23%だった。