<世界バレー2010女子:中国3-1キューバ>◇9-12位決定戦◇13日◇東京体育館

 第1セット、中国はサーブレシーブを崩されてサイド攻撃を次々とブロックされ攻撃のリズムをつかめないまま失ったが第2セット以降、安定したサーブレシーブからミドルブロッカーの速攻を軸にリズムをつかんだ。特に現在スパイク決定率2位のミドルブロッカー馬のブロード攻撃やベテラン周の時間差攻撃が効果的に決まる。リベロ張が体をはって上げたレシーブをエースの王が決めるなど好プレーも出て流れを渡さず3セットを連取した。

 9月に代表復帰したばかりの周は、大会終盤になって調子が上がってきた様子。

 「この大会は自分の本来のプレーを模索するプロセスそのものだった。これまでは打数が少なかったけれど今日は非常にセッターがうまく使ってくれたし、サーブレシーブもよかった。(今大会の)スタートはよくなかったけれど、最後は有終の美を飾りたい」と明日の試合を見すえた。