年末年始は多くの人が実家でゆっくり過ごしたり、旅行に行ったり、楽しみの多いシーズン。でも大学、高校受験を控えた受験生諸君はゆっくりできないかもしれませんね。

 わが身を振り返ればそれほど根を詰めて勉強したこともないし、途中経過ですが自分の子どもたちも血相を変えた記憶もないし、学校なんて入れたところでそれなりにやればいいのではと考えているのですが。ちょっと気楽なもの言いだったら申し訳ありませんが、とりあえず体調に留意して、ぼちぼちやってほしい。

 受験というか学校に関係する話題でいえば先日、ある球界OBの方と話しているときにこんな話をされました。その方いわく「プロ野球で監督をするのはやはり大学を出た方がいいかもしれない。いろんな球団、会社に行くし、人脈が広がりやすい。高校から直接プロ入りした人は、どうしても最初に入った球団が中心になるからね」。

 言うまでもなくプロ野球の世界は実力の世界、結果が出れば厚遇されますが、そうでなければ常に「無職」になってしまう危険も伴います。監督ももちろん、同じ。今は例えば日本ハムのようにフロントがスタッフを決めるチームもありますが、やはり、指導者が気心のしれた人間を集めるのが一般的で、それも理解できることです。

 そんなとき力を発揮するのが人脈でしょう。自分の所属していた球団、同期生、さらにはアマチュア時代の知り合い、さらには同郷の人とさまざまです。そこで大学の野球部を出ていると、同じ球団でなくても知り合いはいるし、ましてや名門校なら関係者も多いので苦労しません。

 先日、阪神金本監督が仙台で行われた母校・東北福祉大のOB総会に出席しました。集まったメンバーには見知った顔も多く、なかなか盛大でした。こういうところで外からは分からない人脈ができるんだろうなと勝手に納得しました。

 そんな視点であることに気がつきました。来季のセ・リーグは「大学卒」「高校卒」の2つにきれいに分かれているのです。

 今季Aクラスに入った3球団で来季指揮を執るヤクルト真中満、巨人高橋由伸、阪神金本知憲の3監督はいずれも大学出。そしてBクラスの3球団はDeNAが中畑清氏からラミレス監督になったため、広島緒方孝市、中日谷繁元信の3監督はみんな高校から直接プロ入りした人になります。

 大学を出れば人脈は広がるが高校から直接、プロに入る人は野球人として早々に素質を見せていたとも言える。そんな人たちが、どう指揮を執るか。そんな視点で眺めるのも面白いかもと、受験シーズンを前に考えています。