弘前学院聖愛が圧勝で春の県王座を奪取した。打線が14安打と爆発。足もからめて相手投手を攻略した。連投のエース山下弘暉(3年)は6安打3失点完投した。聖愛は13年夏の甲子園に初出場したが、春秋の県大会ではこれが初優勝。また新たな歴史を刻んだ。
7回に1点差に詰め寄られたが、8回に一挙6点で突き放した。「ここで勝負をかけようと思った。打線がよくたたみかけてくれた」と原田一範監督(37)。今年2月からは練習の最後に、部室だけでなく校内のトイレ掃除を全員で行う。「目に見えない所もきれいにすることが本物の心を養う」という信念だ。
冬季は深い雪の上でキャッチボールを行い、バランス感覚を養った。2年ぶりの夏の甲子園を目指す戦略は着々と進行。第1シードも取った。原田監督は「東北大会でレベルの高いチームと試合ができるのは何より」と夏の前哨戦をにらんだ。【北村宏平】

