3年ぶりの夏の甲子園出場を目指す智弁和歌山が、箕島を6-1で下した。和歌山大会の決勝進出は2年連続22度目。

 4回表1死一塁で5番春野航輝一塁手(3年)の右越え二塁打が飛び出し先制すると、この回一気に4点を奪った。先発登板した加藤諒投手(1年)がその裏に1点を失ったところでエースの斎藤祐太投手(3年)が後を引き受け、5回以降は箕島打線を3人ずつに抑えた。

 高嶋仁監督(69)は「序盤の攻撃は少し力んでいたので、同じアウトでも自分のスイングで打ってアウトになれということを話した。春野は集中力が出てきた」と振り返り、斎藤の投入には「少し早いかなと思ったが、よく投げてくれた」と褒めた。21回目の夏の和歌山代表の座に手が届くところまできた。