広陵圧勝、連覇へ王手/広島大会
<高校野球広島大会:広陵16-2尾道>◇22日◇準決勝
優勝候補本命が圧倒的な強さで決勝進出! 第1シードの広陵は尾道を16-2の大差で下し決勝進出。相手は昨年同様、総合技術だ。昨夏準優勝に終わった甲子園には忘れ物がある。悲願の夏甲子園優勝へ、まずは広島99校の頂点に立つ。
圧倒的な強さだ。昨夏甲子園準優勝の広陵が、勝利への飽くなき執念を発揮した。如水館、広島国泰寺など強豪を倒してきた尾道を相手に、21安打で16-2の大勝を飾った。準々決勝・広島商戦を15-3と圧勝した勢いはとどまるところを知らない。初戦の呉昭和戦で中犠飛で二塁から生還した広陵のスピードスター、1番上本崇司(3年)が猛打爆発の口火を切った。
50メートル6秒ジャストの快足を初回から飛ばす。尾道先発・中下のカーブをとらえ、この試合初安打をマークする二塁打で出塁。さらに打撃好調の林竜希(3年)の左前打で三塁に。続く石畑佳佑(3年)の左犠飛で難なく先制のホームを踏んだ。
3回に中前打、6回には中越えの三塁打、7回には三塁前に転がすセーフティーバントで出塁。最終打席の8回には左中間を破り、この日2度目の二塁打…。前日の1時間半に及ぶ打撃特訓の成果を見せる6打数5安打2打点に5得点の大活躍。得意の足でチームの大勝を導いた。1番の仕事を果たした上本は「たまたまです。総合技術の内を打ち崩したい」とすでに決勝を見据えた。
「ようやく恩返しをしてくれた」(中井監督)。上本の突出した野球センスを見込んだからだ。1年秋からレギュラーで起用した。愛弟子の活躍に「これだけ我慢し続けた選手はいない」と指揮官も目を細めた。 決勝の相手は昨夏同様に総合技術だ。甲子園まであと1勝。それでも中井監督は「宝物はまだ遠い」と警戒を怠らない。投手、主砲、そして選手それぞれが万全の状態に突入した広陵。昨夏の忘れ物を取りに戻るため、広島99校の頂点に立つ。【佐藤貴洋】
[2008年7月23日10時51分 紙面から]
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