中日の川上憲伸投手(40)と小笠原道大内野手(41)の両ベテランが、来季構想外となっていることが7日、分かった。

 04年に沢村賞を受賞するなどエースとして一時代を築いた川上は、右肩痛の影響で今季登板なし。名球会入りしている小笠原は7月30日に2軍落ちしていた。最下位に低迷するチームは世代交代を図り、新たなチーム作りに着手する方針だ。

 川上は40歳を迎えた今季は右肩痛の影響から登板はゼロ。右肩に加えて左膝も痛め、1カ月近くブルペン投球が出来ない状況が続いていた。この日はナゴヤ球場での練習を終えて「来年のことはあまり考えていない。今年の契約をしている以上は今年を精いっぱいやりたい。ただ、普通考えたら(今季中に)マウンドに上がることはないでしょ」と苦しい現状を明かした。

 「ガッツ」の愛称で親しまれる小笠原は、今季も46試合で42打数13安打、7打点、打率3割1分の成績を残している。7月30日の今季2度目となる出場選手登録抹消後は、2軍での調整が続いていた。