広島が3点をリードしながら終盤に逆転された。

 先発野村が3点をはき出すと、今村が決勝点を許し、小野、江草も流れを止められなかった。2万8247人が集まった本拠地での大敗に緒方孝市監督(47)は開口一番で「地元でこういう展開になってしまって、ファンのみなさんに申し訳ない」と謝罪した。

 勝ちパターンの7回を期待される今村に加え、アピールを期待した小野と江草も失点を重ねた。指揮官は「結果を出さないと残っていけない。次の投手にチャンスを与えることも考えないといけない」と入れ替えの可能性を示唆。2試合続けて終盤での変調が見られた先発野村にも「3巡目に入って抑えられていない。バッテリー含めて考えていかないと。ベンチとしても代え時を考えないといけなくなる」と注文を付けた。