日米通算201勝目はならなかった。広島黒田博樹投手(41)は5回にDeNA筒香に月間16本目の本塁打を浴びるなど、6回5安打5失点。日米通算200勝を挙げた次戦は悔しい結果に終わった。

 3回までは1安打投球で滑り出した。だが4回。中軸の梶谷、筒香を警戒した結果、連続四球で一、二塁。続くロペスに左翼へ先制適時二塁打を浴びると、倉本にも右前適時打を浴びた。さらにスクイズで失点した。

 自らの適時打で2点差とした6回、今度は警戒すべき打者に制球をわずかに乱した。2死から3番梶谷への初球フォークを拾われると、センターバックスクリーン左へソロ。4番筒香には2ボールから浮いたフォークをライナーで右中間へ運ばれた。「2死から、痛かったですね…」。連続被弾に思わず、天を仰いだ。