楽天今江が打った。1回、1死二塁。中前打は貴重な先制点を生み、アマダー、ウィーラー両外国人の豪快な本塁打の呼び水となった。「試合前に、小児がんの患者さんを支援する組織『ミルフィーユ小児がんフロンティアーズ』に寄付金を贈呈させていただいたのですが、その日に打点を挙げられて本当に良かった」と振り返った。

 ロッテに在籍していた10年から、毎年1打点につき1万円を同団体に寄付してきた。77万円、51万円、47万円、74万円と来て、今回の寄付金は38万円と最も少なかった。贈呈式で今江は「少なくて申し訳ない」と謝った。「チームの勝利に貢献する打点を挙げて、来年はもっと寄付できるように頑張ります」。そう誓って臨んだ試合。有言実行の1打点となった。

 今季はここまで15打点。もちろん満足できる数字ではない。この日、贈呈式に出席した石川ジェローム君(11)とは昨年秋に球場に招待してから親交を温めている。「渋谷幕張中を受験しようっていうぐらい。本当に頭がいいんですよ」。わが子のことのように目を細める。彼らのためにも、打点を稼ぎまくり、チームの勝利に貢献する。【竹内智信】