緊迫した投手戦で均衡を破ったのは、ソフトバンク内川だった。6回2死二塁で楽天安楽の直球を捉え、一、二塁間を破る先制の右前適時打。開幕から4番を任されるキャプテンの一打が、打線に号令をかけた。
「あんな展開だったので、何としても先制点が欲しかった。いいヒットになった。(安楽が)コントロールがよかったから逆に(打ちやすかった)」
7、8回のチャンスではともに内野ゴロに倒れた。5打数1安打で、打率3割到達とはならず。それでも8試合連続安打、4試合連続打点。ここ4試合で9打点と、柳田不在の中、キャプテンの頑張りがチームを支えている。
藤井打撃コーチも「しっかりつないでくれた。いい得点の入り方。あれで打線に勢いがついたかな。打率も3割近くになってきたし、チームの勝ちも含めて、より集中力が出てくるのかなと思う」と、4番の活躍に目を細めた。
2日にマジックが点灯し、3連覇へのカウントダウンが始まった。その打線の中心で内川が輝きを放てば、優勝の2文字も自然と近づいてくる。【福岡吉央】



