ホンダがENEOSを下し、本田技研時代の1985年(昭60)の第37回大阪大会以来、39大会ぶり2度目の大会を制した。なお、今月上旬のJABA静岡大会を制し、今秋の社会人野球日本選手権の出場枠を確保済み。そのため、ホンダが所属する関東地区の本大会への出場枠4枠が1枠増枠される。
5回2死で1番三浦良裕内野手(27=大経大)が先制の右ソロをマークした。
先発の有村大誠投手(27=立命大)は9回1失点。8回までスコアボードに「0」を重ねるも、9回にENEOS村上に1発を浴びた。この日、最速152キロの直球を軸に、スライダー、チェンジアップ、カーブなど多彩な変化球を交えて好調のENEOS打線を4安打に封じた。「つらい思い、うれしい思いをした大学(のリーグ戦)以来のわかさスタジアム。6年ぶりに成長して帰ってきた姿を、ここで見せられた」。序盤は小雨で「大学の立同戦(同志社大学との試合)も雨だった」。喜びとともに懐かしそうな表情を浮かべた。
前日25日には、ホンダで同期のDeNA片山皓心(ひろみ)投手(27)が巨人戦(横浜)で先発し、3回途中7失点でKOされた。舞台を変えても、絆は変わらない。「片山が打たれちゃって、連絡をして『あかんかったなぁ』って。自分は『ヒロミの穴埋められるように頑張るわ』と。それで良い結果が出せたんでよかったです」。
ここまで有利なカウントを作ることや、逆球をなくすことを中心に特訓を重ねた。「簡単に聞こえるけど、難しいことを1個ずつ潰したかった。今日はまっすぐをあまりとらえられなかった」と胸を張る。「変わらず、やってきたことを続けたいですし、社会人で1年でも長く投げたい」。友への誓いが、優勝に導いた。



