右肘痛のため2軍で調整していた阪神のラファエル・ドリス投手(28)が実戦復帰を果たした。

 先発として1回を投げ、最速148キロの速球を主体に力で押し、先頭から遊飛、見逃し三振、投直と外野にも飛ばさず3者凡退に斬った。最後の投直は、鋭いライナーにも反応して捕球。投球以外でも実戦感覚の鈍りはなかった。「痛みがあってしばらく投げなかったから、全力というわけにはいかなかったね。徐々にやっていくよ」と明るい表情をみせた。

 ドリスは7月31日に右肘痛で出場選手登録を外れ、慎重にリハビリを進めてきた。