投打二刀流で活躍を続ける日本ハム大谷翔平投手(22)の、“ベストナイン二刀流”受賞に追い風が吹いた。

 東京プロ野球記者会幹事会は20日、ベストナインの投票規定の変更を行い、これまで禁じられていた投手と野手のポジション、投手とベストDHの重複投票が認められることになったと発表した。

 規定の変更は以下の通り。

 <1>ベストナインについて

 旧規定 「2つのポジションにおいて同じ選手を重複記入した場合、1つのポジションでも未記入の場合、さらに今年度シーズン中に守っていないポジションに記入した場合、『該当者なし』と記入した場合、ベストナインの投票は無効となります」

 新規定 「野手のポジションにおいて同じ選手を重複記入した場合、1つのポジションでも未記入の場合、さらに今年度シーズン中に守っていないポジションに記入した場合、『該当者なし』と記入した場合、ベストナインの投票は無効となります。投手と野手の重複記入は認めます」

<2>ベストDHについて

 旧規定 「ベストDHは、ベストナインに記入した選手以外から選んでください。ベストナインとベストDHに重複記入した場合、DHが未記入の場合、さらに今年度シーズン中にDHとして出場したことがない選手を記入した場合、ベストナイン、ベストDHいずれの投票も無効となります。開票の結果、ベストナインとベストDHの両方に選ばれることはあります」

 新規定 「ベストDHは、ベストナインで野手のポジションに記入した選手以外から選んでください。ベストナインの野手とベストDHに重複記入した場合、DHが未記入の場合、さらに今年度シーズン中にDHとして出場したことがない選手を記入した場合、ベストナイン、ベストDHいずれの投票も無効となります。投手とベストDHの重複投票は認めます。開票の結果、ベストナインとベストDHの両方に選ばれることはあります」