広島で4番打者としてプレーし、ロッテで監督も務めた日刊スポーツ評論家の山本一義氏(やまもと・かずよし)が、9月17日午後9時4分、尿管がんのため広島市内の病院で死去していたことが3日、分かった。78歳。

 ◆元広島監督・山本浩二氏の話 訃報を聞いたときは、一瞬ぼう然としました。私にとって、一義さんは、あこがれの人。広商で超スラッガー、法大でもスタープレーヤーだった一義さんにあこがれて、同じ法大に進みました。プロに入ってから、よく面倒をみていただきました。新人時代の試合後、宿舎の一義さんの部屋に呼ばれてバットスイングをしながら指導を受けたのを思い出します。気迫のこもった熱い方でした。今年のリーグ優勝も、きっと喜んでくれているし、後輩たちを見守ってくれていると思います。心からご冥福をお祈りいたします。